主宰 田坂広志 あいさつ

田坂 広志 多摩大学大学院教授/シンクタンク・ソフィアバンク代表 日経仕事ゼミ 主宰
「ビジョン」と「志」を抱いたリーダー、「人間力」を有したプロフェッショナルへの成長を

世界経済危機の後に到来する激動の時代。その時代に活躍する人材とは、いかなる人材か。それは、経済危機を招いた利益至上主義の資本主義を超え、社会貢献を基軸とした新たな資本主義への進化を牽引する人材であろう。特に、これからの時代には、資本主義、経済、産業、市場、企業の進化を牽引する「ビジョン」と「志」を抱いたリーダーが求められる。いま、CSRの世界的な潮流の中で、企業全体に「社会貢献」の理念が強く求められる時代。企業の現場を率いるリーダーは、単に「仕事の目標を達成する」「市場での競争に勝つ」といった次元のリーダーに止まることなく、この企業を、この産業を、この社会を、より良きものに変革していくという、明確な「志」を抱いたリーダーへと成長することが求められる。そして、その「志」を実現するためには、単なる「専門的知識」を身につけた「ナレッジ・ワーカー」の次元に止まらず、豊かな「職業的智恵」を身につけた「プロフェッショナル」へと成長することが求められる。情報力、会議力、企画力、営業力、交渉力、マネジメント力などの「言葉で表せない智恵」である。では、身につけるべき、究極の「職業的智恵」とは、何か。それは、職場の仲間の気持ちを理解し、励まし、互いの共感を生み出していくことのできる、「人間力」に他ならない。この「日経仕事ゼミ」は、21世紀の日本の変革、そして世界の変革のリーダーとなる人材の輩出を願い、これから素晴らしい登山に向かう学生の方々と、いまも山を登り続ける企業人の方々が出会い、真剣勝負をする場である。

日経仕事ゼミ 主宰 田坂 広志

プロフィール
1951年 生まれる。
1974年 東京大学工学部卒業。
1981年 東京大学大学院修了。工学博士。同年民間企業入社。
1987年 米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。
1990年 日本総合研究所の設立に参画。現在、日本総合研究所フェロー。
2000年 シンクタンク・ソフィアバンクを設立。同年、多摩大学大学院教授に就任。
2001年 新しい時代の生き方と働き方を学ぶコミュニティ、「未来からの風フォーラム」を主宰。現在、30000名を超えるメンバーに対して、毎週、「風の便り」を配信し、「風の対話」を放送している。
2003年 「社会起業家フォーラム」を設立。同代表に就任。現在、全国から数多くの社会起業家が集り、様々な分野での社会変革に取り組んでいる。
2006年 シンクタンクとしては初の試みである、インターネットラジオ局「ソフィアバンク・ラジオ・ステーション」を開局。
2008年 ダボス会議を主催するThe World Economic Forum (世界経済フォーラム)のThe Global Agenda Councilのメンバーに選ばれる。

著書に『仕事の思想』『仕事の報酬とは何か』『人生の成功とは何か』『これから働き方はどう変わるのか』『未来を拓く君たちへ』など多数。


主催者 あいさつ

「日経仕事ゼミ」は、将来の日本の産業界を支える皆さんに対して、日本を代表し、日本経済を牽引する協賛企業より、ビジネス、キャリアにおける様々な“学び”の場を提供いただき、その中から“働くこと”への意欲、意義等を存分に享受いただくことを目的とする、キャリア支援講座です。

日本経済新聞社 クロスメディア営業局ならびに株式会社ディスコは、より実践的でかつ意欲的な人材を育成するためには、社会に出る前から、ビジネスについて考える場を提供することが必要であると考え、日経仕事ゼミを開催しております。

学生の皆さんの将来の可能性に対する“気づきの場”を与えるビジネスフィールドをお持ちである協賛企業と共に、明日の日本を担う、皆さんに様々な“学びの場”を提供し、輝ける日本の未来を共につくりあげる“人材”の育成をサポートしたいと考えております。

2010年6月
日本経済新聞社 クロスメディア営業局
株式会社ディスコ